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How to 講座

::オイルの精製、化粧品用超精製オイルについて ::::

オイルの精製はどのように行っているかご存知ですか?

1・抽出工程
オイルは植物の種や実、動物組織などに詰まっています。細胞内に貯まっていることも多く、
まずは何らかの手段でオイルを抽出することからはじめます。
食品に使われるオイルというのは、通常ヘキサン抽出といって、炭素系溶剤を使用してオイルを抽出します。
大企業のオイルは、圧搾抽出と書いていない限り溶剤抽出を行います。
理由は、大規模工場に向いていること、溶剤抽出の方が抽出効果が高いからです。

圧搾抽出は小規模の工場で行います。いわゆる巨大なプレスを使用して実や種などを押しつぶし、
オイルを搾り出します。溶剤を使用しないメリットがありますが、問題はすべてのオイル成分を
搾り出すわけではなくて、10%程度のオイルが搾りかすに残ります。
圧搾に使うプレスは大型化できないので、大規模工場では行わず、小規模工場向けの抽出方法です。

2・脱ガム
絞りとったり、抽出したりしたオイルには、レシチンなどのリン脂質やグリコセラミドなどの糖脂質や樹脂等
オイルに色々なものが溶け込んでいます。これは経時で、どろどろなものが沈降したりして問題になるので、
脱ガムといってこれらの成分を取り除きます。牛脂などはこの工程がありませんが、大豆や菜種などの
場合は必要な工程です。

3・脱酸
オイルの中には、脱ガム工程のときに分解した遊離の脂肪酸があり、これをアルカリで中和して、
石鹸にして、遊離脂肪酸を取り除く工程があります。遊離脂肪酸が多いと、とてもまずいオイルになりますし、
化粧品用では刺激がでることもあり、かならず必要な工程です。

4・脱色
活性白土という粘土を化学処理して吸着性能を高めたろ過剤を使用して脱色を行います。
通常、オイルは緑色のクロロフィルや赤色のベータカロチンなどいろいろな色素を含んでいますが、
活性白土でこれらの色素や脱酸工程で取り除ききれなかった脂肪酸を吸着することで、色が薄いオイルに
なります。食品用では、とくに「ライト感」を出すためやクロロフィルを除くことで光に対する酸化安定性を
向上させるために行います。

5・脱臭
オイルには微量の臭気物質があり、これらの物質を除くため、オイルを高温加熱して臭いの原因物質を
取り除きます。臭気の原因物質は、低分子で温度をかけると蒸発する性質を利用するわけです。
ただし、高温にかける時間が長いと巷で問題となっているトランス酸が少量できることもあります。

超精製オイル
化粧品や医薬品用としてオイルを高度に精製した超精製オイルというものがあります。
とはいってもどこも精製度が高いことを売り物にするのが常なのですが、その中でも唯一というのが
吸着精製オイルとなります。吸着精製オイルは、化学分析につかうクロマト法を応用したもので、
イギリスのクローダ社の特許製法です。クロマト法は精密にオイル中の各成分を分離するため
非常に高純度のオイルとなるのが特徴です。また、非加熱でオイルを精製するのも高度精製には、
有利となります。

高純度のオイルになると、加熱しても酸化しにくくなるため、従来の常識を打ち破った高安定性を
獲得することができます。通常のオイルなら数ヶ月で酸化し始めるところが何年も保存が可能になったり、
肌へ刺激となる過酸化物質が極端に少なく、また発生が非常に遅いという特性を示します。

肌に塗ると明らかに浸透性や伸びが増しているという面白い性質を持つオイルですが、
問題は非常にコストが高いということです。原料価格で通常の精製オイルの5倍〜7倍までするので、
大変コストが高いのがネックとなっています。

精製オイルは数多くありますが、肌が弱い方や良いものしか使いたくないという方には、
その中でも超精製オイルと呼ばれる吸着精製オイルがお勧めです。
なお、吸着精製オイルはいまじんさんで取扱っておられます。
キャリアオイルなどで高いオイルを使われておられるのでしたら、吸着精製オイルを
ぜひ試されることをお勧めします。



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2006.3

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