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How to 講座

:: ハイドロキノンについて ::::


ハイドロキノンはアルブチンの百倍とか(試験管内での話し)効果ばかり
話題が先行しているような状態で、安全性に目を瞑って使われる方も
おられるかと思います。

日本では化粧品への使用が禁止されていたため、ごく一部の皮膚科で
しみ治療に細々と使われている程度でした。

非常に不安定な物質で単に水に溶かしただけでは翌日には酸化されて
茶褐色へと変化します。
クリームに配合するとピンク色へと変化するので、安定性の確保には
苦労を伴う原料です。

もともと日本で禁止されていたのは、安全性に関するデータを
どこのメーカーも厚生省に出さなかったからです。
ただ、2001年の化粧品規制緩和後には、安全性データがなくても
企業の責任で医薬品成分と一部の配合禁止成分以外は
使えるようになったため、ハイドロキノン化粧品が登場しました。

日本では化粧品原料としてのハイドロキノンというのは無くて、
写真現像液用のハイドロキノンを化粧品に混ぜているのが現状です。

ハイドロキノンは毒性が強く、たとえば5%ローション100mlもあれば
2、3歳児なら誤飲事故で死ぬ可能性もあります。
子供を殺傷できるのですから、皮膚の細胞毒性も強く、
あらゆる化粧品原料の中でも飛びぬけて毒性が強いものです。

当然、毒性が強いので、ハイドロキノンに対して規制を設けている国は多く、
本場アメリカでは3ヶ月の使用で効果がなければやめるように化粧品に
書いてあります。日本と同じく化粧品緩和が進んでいる欧州でも
ハイドロキノンを禁止成分に指定して国外からの持込みを阻止しています。
日本では非常に曖昧な状態となって、化粧品へのハイドロキノンの注意書きも
されず、禁止もされず野放しのような状態となっています。

皮膚科医の監視下で使うハイドロキノンですと、客観的に皮膚科医が
判断して、使用の中止など助言してもらえますが、
化粧品に配合されている場合は、アメリカの化粧品のように注意書きもなく、
いつまでも曼然に使い続けるのが実情ではないでしょうか。

ハイドロキノンは酸化すると毒性が強くなるので、よほど安定性を
重視して化粧品を作りこんでいる企業の製品でないと危なくて使えません。

ちなみにハイドロキノンの美白効果というのは、
チロシナーゼの働きを抑えるのと、小さなメラニン同士がくっついて
大きなメラニンになるのを防ぐことで(メラニンの重合防止)威力を発揮します。

残念なことに有効に作用する量(美白)と副作用がでる量(刺激)が
ほとんど同じ量なので、確かに威力はあるが細胞にも負担が大きく
一般的な化粧品に配合されることはありません。

イメージ的には細胞の成長に手を差し伸べたりするような癒しの成分ではなくて、
刃物を振り回しながら、突っ込んでいき細胞メッタ刺しにするような輩です。

ヨーロッパで禁止されるのは意外ではなく当たり前ということでしょうか。
アメリカでも規制強化が検討されているようですし、
さて、ハイドロキノン化粧品を作っている企業は、安全性について
どう説明するのかなと他人事ながら心配になります。

コウジ酸と違って、途中で危険とわかったというのではなくて、
最初から他の国々でさまざまな問題がでているのにも関わらず
そういったことを無視して化粧品に配合していますからね・・(^^;;


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